ラオス人民民主共和国

ラオス人民民主共和国の国旗
首都ヴィエンチャン
言語ラーオ語
人口6,320,000人(2008)
面積236,800km²

解説

インドシナ半島の奥地にある細長い山国。
14世紀半ば、ルアンプラバンを首都に最初の統一国家ランサーン王国ができた。
この王都は今「世界遺産」。
16世紀に首都はビエンチャンに。
その後、シャム(タイ)の支配をへて、1899年フランスの勢力下に。
日本の進駐で独立を宣言したが、日本の敗戦後、抵抗むなしくフランスが復帰。
1953年に独立。
当時は赤地に「3つの頭の白い像と、仏教の〈五戒〉を表す5つの階段、君主制のシンボルである傘」という国旗だった。
その後、分裂抗争を繰り返し、ベトナム戦争後の1975年12月、バッタナ国王の退位で現在の図柄になった。

白い円は満月と平和と仏教を、青は国の南西部国境を流れるメコン川と国土を、赤は社会主義革命とそのための血を表わす。
住民の多くはメコン沿岸の山間盆地に住む。メコンに浮かぶ満月の美しい国土を社会主義革命で守るというデザイン。