ジブチ共和国

ジブチ共和国の国旗
首都ジブチ
言語アラビア語、フランス語
人口864,000人(2008)
面積23,000km²

解説

ジブチはフランスの戦略的な植民地政策からできた国。

気温が摂氏50度に達することもある。

紅海を挟んで対岸のアデン(イエメン)がイギリス領の戦略・通商上の要衝であり良港であるのに対抗して、フランスが拓いた植民地だった。

やがてフランスの海外領ソマリランドとなり、1967年からはフランス領アファル・イッサと呼ばれるようになった。

独立したのは1977年。国旗はこの年の制定。

独立闘争で中心的な役割を果たしたアフリカ人民連盟の党旗に由来する。

青は全人口の48%を占めるソマリア系のイッサ族を、緑は同じく38%のエチオピア系のアファル族を表わし、白は平和と平等を、星は国民の統合の象徴である。

「ジブチ」とは、アラビア語で「ダウ船(1本マストに3角帆の帆船。後にはアラビア船の総称。dhou)は着いたか」という意味。

久しく星の向きがはっきりしなかったが、2010年になって、日本の外務省が調査し、1つの角が上向きになるデザインに同省発行の資料を変更したので、それに従っている。

緑と青が接しているという珍しいデザイン。