アンゴラ共和国

アンゴラ共和国の国旗
首都ルアンダ
言語ポルトガル語
人口18,498,000人(2008)
面積1,246,700km²

解説

1975年11月にポルトガルから独立したが、2勢力による内戦が続いた。

国旗は、いわばMPLA(アンゴラ解放人民運動)の支配地域の旗。

対立するUNITA(アンゴラ全面独立民族同盟)の側では全く見られなかったばかりか、まるで別の国家であるかのような統治が行われている。

国旗の赤は長く続いた独立闘争のための血を、黒はその闘争を戦い抜いた国民を表わす。

歯車は工場労働者を、斧は農民を象徴し、今では崩壊したソ連圏との連帯を表わしていた。

1991年5月に和平協定ができ20年に及ぶ内戦に終止符を打ち、国政選挙が行われたが、混乱はさらに続いた。

1995年、両者の再和平が話し合われ、2002年に内戦が終結し、平和な時代を迎え、国外に逃れた難民の帰国も紆余曲折を経ながら行われてきた。

国内はもともとダイヤモンドや石油の産出が多く、アンゴラ経済はその後順調に発展している。

しかし、国土の三分の二の地域に地雷が敷設されており政権の腐敗も指摘されている。

2010年1月にはアンゴラで行われたサッカーの国際大会出場のため訪れていたトーゴ選手団が乗ったバスが襲撃され、3名が死亡、数名が負傷する事件が起きるなど、字らの被害は後を絶たない。

国連や専門的なNGOの推定によると、アンゴラ全土に残されている地雷は数百万発であろうと推測されおり、社会や経済の安定と発展に大きな障害となっている。